インタビュー

INTERVIEW

塗り絵の魅力はなんですか

デッサンと着彩、両方出来て一つの絵が完成する訳ですが、デッサンの段階であきらめる人が多い様です。塗り絵の魅力は着彩から入るのがポイントで、面倒な作業が一つ抜けているだけで絵を描く楽しさが倍増します。色を付ける作業は夢中になってくると頭の中が空っぽになりストレスが発散されます。見本の絵そのまま描くのも塗り絵の喜びですが、見本と違う季節に変えてみたり工夫次第で自分だけのすばらしい絵になることが塗り絵の魅力です。

 

絵を上手く描くコツはありますか

初めは頭を空っぽにし、無欲な状態で色付けをしてみましょう。やがて1枚の絵が完成する訳ですが何となく物足りなさを感じるはずです。そこでちょっとしたアドバイス、影を付けてみてください。配色だけでは色の深みは出せません、暗い部分があって初めて色が輝いてくるのです。

 

いつ頃から絵を書く仕事をしていますか

高校で初めてデッサンを先生習いました。美術系の学校を卒業してすぐにプロのイラストレーターになりました。比較的早い段階でプロになって今まで40年間絵を描き続けています。仕事にも恵まれ、科学雑誌ニュートンや東京書籍の教科書の仕事、広告など幅広く楽しんでいます。

 

なぜイラストレーターになろうと思ったのですか

初めの頃はデザインもやっていたのですが、絵を描く仕事がだんだん多くなり、20代で3日間寝ないで描き続けるくらいの依頼が舞い込むようになりました。なお、その頃はスーパーリアルイラストがブームでエアーブラシを使うスタイルが好評でした。

 

好きな画家やイラストレーターはいますか

18才の頃、その頃はあまり絵に興味はありませんでした。兄が画家を目指していたので、当然絵に関する本が本棚に沢山並んでいました。偶然一冊の本を覗いてみると今まで見たことのない作品を発見、体に電流が流れる様なショックを受けました。それは横尾忠則の画集で、新しい表現というか、後ほど分かったのですがコラージュの作品で訴えかけるパワーが生半可ではありませんでした。

 

絵を描くのは好きですか

難しい質問ですね。絵を描くのは楽しいというより、描き始めはいつも悩み、少し先が見えてくると集中力が増し、筆を置くとき初めて喜びを感じる。その繰り返しなので全体的には苦しみの方が強いと思います。多分80才くらいになるとスラスラと筆が走るのではないかと期待しています。

 

門馬さんにとって絵画とは何ですか

子供の頃から僕の頭の中に現実逃避思考がありました。自分は風の又三郎だと思い込んでいて常に夢の中にいた記憶があります。その思考は大人になっても抜けきらずそれが旅行癖となってあらわれました。18才になって自由な時間がとれるようになるとすぐにバイトしながら日本1周の貧乏旅行に出かけました。 美しい風景を目にし“この光景を何かに残したい”、それが絵を描くきっかけになりました。そして色々な経験と心の風景が心象風景となり現在描く風景画になっていると思います。

 

塗り絵集を出版するきっかけや裏話があったら教えてください

長年闘病していた妻が亡くなったことをきっかけに、日本の風景を描こうと放浪旅行に出ていました。たまたま帰り路に母の家に寄るとテーブルの上に大人の塗り絵という本が。今描いている絵と塗り絵のテーマが余りにも一致していて驚いてしまいました。ダメ元でその本の編集長に連絡してみると即会ってみたいとのこと、その後はとんとん拍子で出版が決まり、早いものでもう10年立ってしまいました。すでに20冊の本が出来上がっています。

 

自分の絵が塗り絵の本(線画)になるというのはどういう気持ちでしょうか

科学雑誌ニュートンのスーパーリアルイラストや、教科書の挿絵等を長年絵描きを続けて来たのですが、個人の名前での出版物は塗り絵が初めてで、ずっしりと来るものはありました。売り上げの事も内心気になるし、人が絵を見てどう思うか等、直接個人に帰ってくる訳で本屋に行くと必ず自分の本をチェックするのが慣習みたいになってしまいました。

 

どうすれば塗り絵作家になれますか

塗り絵作家としてデビューするのはとても大変です。今作家として活動している方は10人にも満たないと思いますが、皆30年以上のキャリアがある人で塗り絵にピッタリの絵を描いている人です。経験だけでも駄目で目の肥えている編集長の納得する絵が描けないといけないので、かなり難しいと思います。もしそれでも目指すのであればジャンルとして線がハッキリしている絵、誰の目にも受け入れる美しさをもつ絵が描ける人だと思います。

 
 

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